PR

LEDシーリングライト交換で知っておきたいこと

住宅設備

実家の台所を照らすシーリングライトが点かなくなった。

てっきり蛍光灯だと思っていたのだが、カバーを開けてみたら蛍光灯ではなくてLEDの埋め込まれた蛍光管を使っていてびっくり。こ、これは交換して修理可能なのだろうか?

通常、蛍光灯であれば蛍光管の交換で修理が可能である。だが、LEDの場合はちょっと厄介だ。交換できる蛍光管はあるんだが……。

こういうタイプは蛍光灯からLEDに交換する前提の商品なんだよね……。

過去にもこんな記事を書いて「LED化を進めたほうが良いよ」と説明している。が、既にLED化されていた場合には、ちょっとややこしい話になりそうなんだよね。

スポンサーリンク
カテゴリ別人気記事
<カテゴリ別人気記事>

交換は電気屋さんにお願いしよう

説明書を読む

結論から書くと、この手の交換工事は電気屋さんにお願いするのがスムーズである。

理由はこれから説明するが、困ったことに多くの場合、LEDシーリングライトの交換は素人お断りの形になっている。だから、結果的に電気屋さんに頼むことになるのであれば、素人がごちゃごちゃ考えるよりも、スムーズな交換が可能となる。

で、今回のケースについて、順に説明をしていく。

台所のシーリングライトは、パナソニック製の「LGB52011LE1」という型番のものだった。今は、ネットを検索すれば説明書などが手に入れられるから素晴らしい。

で、何はさておき説明書を読むところからスタートである。

説明書を読むと、ライトの光量が下がってきたらLEDランプの交換をしろとは書かれている。しかし、点灯しなくなるケースというのはどうやら販売店への相談案件のようで、詳しく書かれていない。

親父殿に状況を確認をすると、「点いたり点かなかったりしていた」とのこと。「1時間くらい待つと点くことも」「2日くらい点かなくなることもあった」という詳細情報も聞けた。で、ここのところ全く点灯しなくなったようだ。

……それはどちらかと言うと電子回路の問題なのでは。

そうすると、これはシーリングライトごと交換が必要になる。おそらくは安定器交換でも行けるとは思うんだけど、LEDランプ交換では対応できないっぽい。

そも、シーリングライトって?

で、そもそもシーリングライトって何?という話を少ししておきたいのだけれど、基本的には「シーリング=Ceiling(天井)+ライト」の造語で、天井に張り付いた形のライトの事を指す。

こういったラウンドタイプが多いかな。

で、この手のシーリングライトは、引掛けシーリングという接続金具を使っている場合がある。

こんな格好の奴だ。これを使っている場合は、素人でも交換可能である。

ところが、そうでないケース、つまり直付けパターンが存在する。多分、直管蛍光灯を使っているようなシーリングライトは、直付けになっている。こちらは電気工事士の資格が必要だ。

今回のケースもこれに当たる。

確認だけならば資格が必要にはならないので、実際にシーリングライトのカバーを外してみれば、どちらかは判断できるはず。

で、今回は直付けタイプで、おそらくは蛍光管に似せたLED管内部の回路がダメになったか、あるいは外にある安定器の回路が駄目になったか、何れかだ。LEDを使ったライトはLED素子そのものよりも熱によって回路基板の劣化やハンダ剥がれなどによる接触不良が駄目になるケースが多い。

そして今回は、生産中止になってしまっていることで、LEDライト交換はともかく安定器交換は難しそう(メーカーがパーツを用意していない)。ではLEDライトはどうかというと……。

パナソニック直管形LEDランプ(40形・2600lmタイプ)LDL40S・N14/26(昼白色5000K)

5000円以上するんだけど、マジですか。これで安定器が駄目なパターンだと目も当てられないな。なので新しい灯具を買うことに決めた。

廃盤になっていた

ところで、前述した通り、シーリングライトの交換となると、引掛けシーリングを採用していない場合には第2種電気工事士が必要となる。

現在使っているのはパナソニックのシーリングライトLGB52011LE1で、これをパナソニックの多目的シーリングライトLGB52015LE1に交換すると決めたが、説明書を読むとやっぱり取り付けに資格を要すると書かれていた。

うぇぇ、仕方がない我が家の第2種電気工事士を召喚するか。実は甥が資格持ちなのである。娘も資格は持っているが、今は大学で実家にいないからなぁ。

僕自身現場に入ったことは何度もあって、やることは簡単であることは知っているのだが、資格ナシの施工というのは宜しくない。

なお、諦め悪く少し法律関係を調べてみた。

軽微な工事に該当する場合は、電気工事士の資格は不要なのだけれど具体的には何になるのか。

2次電圧が36V以下か。灯具は基本的に使用電圧100Vなので、完全にアウトだ。まあ、インターホンや火災感知器が特殊事例なので、基本的には100V配線するタイプの家電設備には基本的に電気工事士の資格が必要になるんだよね。

というわけで、僕自身がやったわけではないのだけれど、交換自体は実に簡単。Amazonでシーリングライト本体を購入して、交換作業は10分くらいで完了。

LEDシーリングライトは本体ごと交換

LEDシーリングライトの寿命は10年くらいだ。

実家の台所は12年ほど使ったようで、不調になったのは10年経過した頃からだということなので、まあ、概ね10年しか保たない感じというイメージであっていると思う。

それと、交換前と交換後で明るさが結構違って、LGB52015LE1はその前使っていたLGB52011LE1よりも1.4倍くらい明るい(全光束:1469 lm → 2125 lm)んだけど、10年も使っているとLEDの明るさが2割くらい低下するらしく、体感ではもっと明るく感じた。

でも、コスト的には蛍光灯なら2年に1回くらいの頻度で蛍光管替えるだけで何十年も使える器具なので、LEDシーリングライトの寿命が10年だとすると割高になってしまう感じは否めない。全体交換だし、交換は業者にやって貰う必要があるし。

どこがエコなのか問い詰めたい気持ちでいっぱいである。可能であれば、引掛けシーリングタイプを採用したほうが良いかも?その辺りは電気屋さんに相談すれば対応してくれるはずだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました