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【農機具小屋DIYまとめ】素人が設計から施工までやってみた|総費用と失敗例を公開

農機具小屋

実家の農機具小屋が老朽化したため、素人が単管パイプ構造でDIY建て替えを行った。

結論から言うと

  • 総費用:約35万円
  • 作業期間:約5ヶ月
  • 素人でも施工可能(ただし設計は大変)

という結果になった。

本記事では、設計から施工までの全工程と、実際にやって分かった失敗点をまとめている。

この記事で分かること

  • 農機具小屋DIYの総費用
  • 設計で悩んだポイント
  • 実際の施工工程
  • 失敗した点
  • これから作る人へのアドバイス

これから農機具小屋をDIYで作ろうと考えている人が、「自分にも出来るのか?」「いくらかかるのか?」を判断できる内容にした。

まずは全体像を掴んでから、気になる工程だけ読んでもOK。

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農機具小屋をDIYで作ろうと思った理由

農機具小屋というのは、作ったら作りっぱなしの人が多い。実際、既存の小屋は台風などの影響で屋根は飛んでしまったし、トタンが劣化して穴が空いているし、引き戸は壊れている始末。とても、補修では対応しきれない状態だった。

業者に依頼する選択肢もあったが、

  • コストが読めない
  • 構造を自分で把握しておきたい
  • 将来的な修繕を自分で出来るようにしたい

という理由から、自作を選択。

結果的に「大変だが何とかなる」というのが正直な感想である。

なお、事後的に調査したのだが、プロに頼むとザックリ60万円くらいかかるようだが、圧倒的に短時間で済む。特に計画が完了してしまえば、素人では考えられない速度で仕上がるのは請け合いである。

じゃあ、素人工作で何が良いかと言えば、「自分で作った」という達成感が得られること、それくらいだね。DIYではありがちの話なんだけどね。

設計段階で一番苦労したこと

悩んだポイント

最大の難関は、この手の小屋の「設計経験ゼロ」という点だった。

  • 基礎をどうするか
  • 単管構造の強度は十分か
  • 屋根勾配をどう取るか
  • 壁材を何にするか

特に基礎と屋根構造は、後戻りしにくい部分。ネットで検索して経験者の記事を色々見たが、見たから分かるというものでもない。悩みながら設計して作り上げていくのは、達成感はあるけれども完成度という面でも、イマイチな感じに収まってしまったのは残念である。

設計検討の詳細はこちら
→ 第1回:単管で基礎構造を作る
https://www.konna-mono.fun/shack-01/

→ 第2回:屋根構造を決定
https://www.konna-mono.fun/shack-02/

実際の施工工程(全体像)

流れとしては以下の順序で進めた。

  1. 基礎・床構造
  2. フレーム組立
  3. 屋根施工
  4. 壁施工
  5. 扉製作
  6. 棚設置
  7. 仕上げ塗装

各工程の詳細はシリーズで解説している。

農機具小屋DIYの総費用はいくらかかったか

材料費・工具費を含めた実費は別記事で整理している。

構造材料9.6万円
屋根材料7万円
床材料7.4万円
扉材料3.6万円
諸費用5万円程度

ザックリ合計32万6千円だが、あまり正確な数字じゃないから、概ね35万円程度としておこう。

今回はかなり廃材を利用しているんだけど、廃材利用はデメリットの方が多かった。正直、廃材利用はお勧めできない。結果的には、新品買った方が安くて綺麗にできる。

→ 小屋作りの費用詳細
https://www.konna-mono.fun/shack-05/

DIYの利点は「コスト調整ができること」。

ただし、

  • 既存材料の再利用
  • 工具の有無
  • 仕上げのレベル

によって大きく変動する。

安く済ませようとすると、別のコスト(手間や耐久性)を払うことになる。

失敗談:トタン再利用の反省

上にも書いたが、廃材利用が一番のデメリットだった。特に、節約目的でトタンを再利用したが、正直おすすめはしない。

問題点:

  • 歪み調整が大変
  • 施工効率が悪い
  • 見た目が安定しない
  • 結局手間が増える

新品を使った方が、トータルでは圧倒的に楽だったと思う。

詳細はこちら
→ 扉構造と施工の苦労
https://www.konna-mono.fun/shack-04/

工具に妥協してはいけない

始める前に用意しておきたい工具

ソレともう1つ、思い知ったことがある。それが工具だ。お安く済ますためには、手持ちの工具で済ませたいところだが、どうしても買っておいた方が良いアイテムがある。それが、インパクトドライバと、丸鋸墨壺である。

安く済ませたくとも、この3つは持っていなければ買っておくことをオススメする。

丸鋸は高めのアイテムなので諦めたとしても、インパクトドライバ墨壺は最初から揃えた方が良い。

インパクトドライバは絶対買っておこう

正直、インパクトドライバが無いと地獄だ。穴開けもそうだが、農業小屋クラスだとねじ締めは100箇所や200箇所では済まないレベルで必要となる。実際、僕は屋根だけで180カ所以上のねじを締めた。床はその1.5倍ほどである。

また、屋根の上の作業は、コードがあると危険な作業になる。二人で作業していて、下の人がコードを引っかけて引っ張られたら?だから、絶対にコードレスタイプの18V 充電式 インパクトドライバ WH18DCクラスのアイテム(マキタでも可)を用意すべきだ。

→ 小屋作りにインパクトドリルが活躍した話
https://www.konna-mono.fun/electric-drill-02/
https://www.konna-mono.fun/electric-drill-04/

丸鋸は手が届くのであれば買おう

丸鋸は絶対必要ではないにせよ、今回の小屋作りでは廃材を多数利用した関係で、どうしても欲しかったアイテム。やっぱりコードレスは偉大である。

大体の木材はホームセンターなどで事前にカットして貰えば済むが、現場でどうしても寸法が合わなくなる事態に直面するのだ。

実際、柱材の高さが合わずにカットした時、手鋸では素人だとどうしてもまっすぐ切れないし直角が出ない。切断精度も切断速度も段違いの丸鋸の偉大さは、使ってみれば分かる。オススメは、18V 充電式 丸のこ C1806DB(マキタでも可)僅か数分で綺麗に切断できるのには感動を覚える。

→ 丸鋸が欲しくなった話
https://www.konna-mono.fun/circular-saw-03/

墨壺は絶対買っておけ

もちろん、墨壺も効率を考えれば断然買っておくべきアイテムだ。ピーライン チョークでもいいが。

トタン釘を打つのに、まっすぐなラインが引けないとどうなるのか?体験してみれば分かるが、絶望的に大変である。高くないので、手に入れておくべきアイテムだ。オススメはハンディ墨つぼ Jr.Plusクラスのもの。僕が買ったのは、タジマ(Tajima) ピーライン チョークだが、自動巻きの機能はあった方が良いだろう。お財布と相談して欲しい。

これも本数で効いてくる話だが、トタン屋根で使ったトタン釘の本数は210本。トタン壁で使った数は忘れてしまったが、面積で考えれば1.8倍だろう。釘を打つときに隣の釘との通りを見て曲がっていないか気にしながら打つのと、線が引いてある上に打つのとでは作業効率も綺麗さも全く変わってくる。

→ 墨出しがとても大切なことを思い知った
https://www.konna-mono.fun/scribble-01/
https://www.konna-mono.fun/shack-02/

DIYで農機具小屋を作るメリット・デメリット

メリット

  • コストコントロールができる
  • 構造理解が深まる
  • 修繕対応が容易

デメリット

  • 設計に時間がかかる
  • 失敗リスクがある
  • 労力は想像以上

向いているのは、

  • 作業そのものを楽しめる人
  • 試行錯誤を苦にしない人

よくある疑問

素人でも作れる?

時間はかかるが可能。一度も作ったことのない素人が、計画から実行・完成に至るまでに5ヶ月ほどかかっている。計画に時間をかけることが大切だよ。

設計図は必要?

簡易図面は必須。僕自身は機械設計の図面を描いた経験があるが、正直スケッチ程度でも小屋は建てられる。どちらかというと、寸法の事前整理が重要。

材料を買うにしても、どの大きさの材料がどれだけいるのかという把握は必要になるからね。

いくらあれば作れる?

規模次第だが、材料費は十数万円~数十万円規模。僕が建てた小屋は、2.5m×6m程度の敷地面積に開き戸を2カ所に設けた規模感で30万円程度のコストがかかった。構造の見直しなどをしても、10万円以下で作るのは難しかろうと思う。

構造に凝ればもっとかかるとは思うんだけど、入門編としては悪くなかったのではないか。

シリーズ一覧

第1回:〈計画その1〉単管で基礎構造を作る
https://www.konna-mono.fun/shack-01/

・単管利用のメリット・デメリットなどを検討し、床構造の決定をしていく。

第2回:〈計画その2〉屋根構造を決定していく
https://www.konna-mono.fun/shack-02/

・片流れ屋根の検討、垂木・野地板の選択など。

第3回:〈計画その3〉壁構造の検討をする
https://www.konna-mono.fun/shack-03/

・壁材・構造・施工上の工夫が中心。

第4回:〈計画その4〉扉構造を決定する
https://www.konna-mono.fun/shack-05/

・扉まわりの構造検討と施工の苦労

第5回:農機具小屋に棚を作る
https://www.konna-mono.fun/shack-06/

・収納棚設置による機能アップ。

第6回:トタンにペンキを塗った話
https://www.konna-mono.fun/shack-07/

・仕上げ塗装による見た目・防錆対策。

シリーズを最初から読む場合はこちら → 第1回から順に読む

まとめ

ゼロからの素人施工でも、農機具小屋は形になる。

ただし、

  • 設計段階を甘く見ない
  • 節約目的の再利用は慎重に
  • 工程を整理して進める

この3点は強く言いたい。

失敗から学ぶ農機具小屋DIY
→ 単管パイプ小屋DIYの費用は安い?廃材再利用の落とし穴と実体験|その1
→ 傾斜地で単管パイプ小屋の基礎を作る方法|失敗しない設計ポイント|その2
→ 単管パイプ小屋の壁と床の作り方|引き戸で調整した実例|その3
→ 農機具小屋DIYの失敗例まとめ|やってはいけない設計ミス具体例|最終回

これから挑戦する人の判断材料になれば幸いである。

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ゼロからの素人施行の小屋作りなので、初めて挑戦する人には参考になることもあるだろう。

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