M.2 SSDというのはこんな形のアイテムである。

PCに詳しい人に聞けば、コレを使うことでPCの起動を早く出来るという風に説明してくれると思うが、じゃあHDDからSSDに載せ替えるのが簡単か?というと、少しハードルが高い。
その辺りを簡単に説明していこう。
先ずは調査
そのPCにSSDを装着できますか?
先ずは、PCにSSDを付けられるか。コレをまず調べなければならない。

先ずは、マザーボードを見て欲しい。

マザーボードに、こんな感じの横長のパネル(M.2スロット1と表記)か、或いはその下に写っているスロット(M.2スロット2と表記)があれば、取り付け可能である。
大抵は、マザーボードの説明書に書いてあるので確認して欲しい。ノートPCなんかだと分解が非常に面倒になるのと、ここで解説するのが難しいので割愛する。機会があればまた、解説するよ。
M.2スロットがない場合は
では、M.2用のスロットがない場合はどうするのか?というと、方法は2つ。
1つはSATAケーブルに繋ぐSSDを採用することだ。M.2スロット用以外にもSATAケーブル用のSSDがあるので、諦めるのはまだ早い。

このタイプのSSDであれば、2.5インチHDDスロットに取り付けが可能である。M.2SSDに比べて通信速度は落ちるが、HDDよりは圧倒的に早い。
3.5インチHDDの場合は……、ちょっと工夫が必要である。

こちらもSATAケーブル接続なので、ケーブル自体は使えるんだけどね。
必要な準備・道具
工具はドライバーセットなど:共通
そもそもPC内部にアクセスできる人であれば、改めて説明する必要があるかわからないのだが、とりあえず必要な道具を紹介。
先ずはプラスドライバー。できれば先端に磁石が付いた仕様のものを選ぼう。磁気付きはPCに用いるにはやや気を遣うものの、少々の磁気で基盤がおかしくなることはない。それより、ねじがポロリするほうがストレスである。
こういうアイテムを用意しても良いだろう。
あと、電動工具を紹介したが、あれば便利という程度である。ただ、PCケースを分解したりマザーボードを取り外したりという作業の多い方には是非オススメしたい。

あとはマイクロドライバーだ。用意するツールはこの他にもあるのだが、とりあえずは共通で用意したいのはこれだけ。
ケース別で必要なもの
HDD → M.2 SSDへ
SSDへの換装は、HDDからSSDへとデータをクーロンする必要がある。
- HDDのバックアップ作業
- HDDからSSDへのクローン作業
- SSDをPCへ取り付け
作業手順としてはこんな感じになり、最初のバックアップ作業は最小限、個人データを移しておく作業である。で、クローン作成作業は、ソフトウェアを使うかハードウェアを使うか、という選択になる。
個人的なオススメは、ハードウェアクローンだ。ソフトウェアクローンは、色々と融通が利くという点で優秀ではあるが、あまり初心者向きではない。ハードウェアクローンであれば、その点、先ず困ることはないだろう。そのハードウェアクローン用の機械がこちら。

聞いたことのないメーカーだが、使ってみて問題なかったのでオススメしておく。
M.2 SSDの購入
もちろん、M.2 SSDの購入も必要となるのだが、1つだけ注意点が。ハードウェアクローンを使う場合は、必ずクローン元の容量より、クローン先の容量が大きくなければならない。

購入にあたっては色々注意があるのだが、こちらのページで説明しているので参考にしてほしい。
HDD → SATA SSDへ
一方で、SATA SSDしか採用できない場合にはこちらのアイテムをオススメ。

刺してボタンを押すだけである。詳しくはこちらの記事を。
SATA SSDの購入
SATAのSSDを購入する際に注意することは、クローン元のHDDよりも容量が大きい必要があること以外、あまりない。
メーカーによって速度が違うだとか言う話はあるんだけど、その辺り何処まで気にするか?だよね。

ウェスタンデジタル辺りは堅牢製が高いと言われるけれど、どのメーカーのを選んでも似たり寄ったりだろう。
クローン作業
さて、次に実際の作業手順なんだけど、これは以前も記事にしている。
この辺りを参考にして貰えば、問題なくクローンを作成できると思う。特に何か付け足すことはないかな。
PCに取り付けて起動
BIOSの設定が必要
おそらく、起動順序の変更(BIOS(UEFI)で起動順序を変更)し、新しいSSDが最優先で読み込まれるように設定する必要がある。
このBIOS画面はメーカーによって異なるため、説明は難しい。
.jpg)
メーカーのサイトを見ながら是非とも頑張って欲しい。









コメント