ブログのPV数が増えない、という悩みは多くの人が抱えている。
僕もその一人ではあるんだけど。
ただ、PV数だけを見ていても実態は見えてこない。むしろ重要なのは、「誰が・どれくらい関わってくれているか」という視点だ。その代表的な指標がアクティブユーザー数である。
本記事では、PV・アクティブユーザー・新規・リピーターの関係を整理しながら、「数字の見方」を解説していく。
アクティブユーザーって何?
PV数とAU数の違い
ページビュー(PV)は「表示された回数」、アクティブユーザー(AU)は「実際に訪れた人数(厳密にはユーザー数)」を表す。
例えば、同じ人が同じページを何度も見れば、
- PV:その回数分カウントされる
- AU:1ユーザーとしてカウントされる
という関係になる。
ここで重要なのは、PVとAUは役割が違う指標だという点。
- PV → コンテンツの消費量
- AU → ユーザーの広がり
どちらが重要かではなく、「ズレがある理由」を見るのが分析のポイントになる。
PV数の現実
PVのグラフは一見分かりやすいが、「バズ」に強く影響される。
概念的な話をしても仕方が無いので、実際のグラフを見ていこう。

PV数で見ていくと下の方(月別)の方が傾向は掴みやすいと思う。
ただ、月別PV数は1つの記事が何らかの原因でバズった場合、大きなピークとして表れてしまう。上の方(時間別PV数)でピークが立っているのは、イレギュラーな要因でバズっただけで全体的な閲覧数獲得には貢献してはくれなかった。
「バズ」はとても大切なんだけどね。
そうそう、縦軸は敢えて外させて貰っている。
定期的にバズった記事が出てくれることは嬉しいのだけれど、記事の内容が評価されてリピーターが増えてくれると言うことには繋がらないだろう。その事はアクティブユーザー数の傾向からも分かる。
アクティブユーザー数はどうだろう
じゃあどういう風に分かるのかというとコチラ。

バズった記事は4月中頃のものだと言うことが分かると思うのだけれど、AU数もやっぱりピークが立っている。あ、これは1日のAU数と7日間のAU数の2つを示したグラフだね。
このグラフはPV数もAU数もピークが出ている。
そしてその数が殆ど同じである、という事実から導かれる結論は、新規さんが沢山お見えになった!という事を意味する。そして、その後の傾向からリピーターになってはくれなかった、という事が分かる。
新規とリピーター
さてさて、「リピーター」という単語が出てきたところで、アナリティクス先生は「新規」と「リピーター」についても分析ができる。


えーっと縦軸を隠しているせいで、10倍ほどスケールが違うのだけれど、それを念頭に考えると、2つのピークで先に来た方は新規ばかりで、後に来た方はリピーターも少し含まれていたという事が言える。でも、スケールが10倍違うので、後にきたピークもほぼ新規なんだよね、実は。
ちなみに「新規」はGoogleさんの定義で2年以内に同じアドレスから来た人を除く数字で、「リピーター」は2年以内には同じアドレスからアクセスがあったことを意味している。
そういう観点から見ると、ピーク以降でもリピーター率がちょっと増えているのは、「読む価値はある」と判断してくれた人もいると考えて良いだろう。逆にピークの時に来た新規さんはほぼリピーターにならなかったという理解でいい。残念だが。
新規とリピーターに着目して記事を書く
ブログの集客ルートとリピーターの関係
ブログの集客ルートは、現状3つくらいに整理できると思われる。
- SNSからのルート(ランキングサイトを含む)
- 検索からのルート
- ダイレクト(お気に入り、RSSリーダー)
実際にはこの他にも「他サイトのリンクからのアクセス」というルートがあるのだけれど、以前ほど相互リンクが盛んではないので、有効かどうかは疑問に感じている。
今のところ一番有用なのがSNSルートで、これはいわゆる口コミによる拡散効果が期待できるため、バズればかなり集客を見込める。そして、ここからお気に入り登録などの道が開ける期待が高い為、割りと有望視されているルートだ。ある意味「リピーター」を期待するルートといえる。
一方、一番集客効果が高いのが検索からのルートで、検索順位があがれば不特定多数の人からのアクセスが増えることが期待できる。こちらは「新規」を多く獲得するルートだ。ただし、検索順位を上げるためにはSEO対策が重要で、これが結構定期的に入れ替わるので、ノウハウが無い人には少々ハードルが高い。
「ダイレクト」は完全にリピーターになってくれた方からのルートだが、固定客が付くことがブログを書くためのモチベーションにも繋がるため、ここを目標に記事の内容をブラッシュアップすると言うことになろう。
読みやすい記事とは?
「新規」を獲得するためには、タイトルを工夫することが重要で、検索で表示されたときに「読んでみようかな」と思わせる内容にすることが良いとされている。
とはいえ、このブログの読者は少ないので説得力はないのだが、単語だけを羅列するよりは、一文になっていた方が集客効果は高い。
しかしそもそも検索に引っかからなければどうしようも無い訳で、SEO対策が重要になる。新規さんが多いブログほどその対策がしっかり成されているという事が言えるだろう。ただ、Googleのアルゴリズムは公開されていないし、こうすればOKという方法論もこれといってない。あったらみんなやっているわけで、成功する方法がいつまでも通用するとは限らないのだ。
とはいえ、傾向としてはライバルの少ないテーマにしっかりとした情報を載せるというのが、Google検索上位に来るコツというのは、一貫して変わらないと思う。そして、しっかりとした情報を載せるためには、そのテーマに興味を持っている必要があるわけで。好きなことをじっくり追及する方向が良いのだと思う。
あまり小手先のワザに頼る必要は無いよ。
ああ、ただSNSをターゲットにしている場合は、サムネイル画像を入れる方が良く、そのサムネ画像で内容が概ね分かるというのが好ましい。「行ってみよう」と思わせるからだ。
リピーターの獲得
次に読んで貰えるかどうか?という点については、自分の行動を考えてみたら分かると思う。例えば、自分が知りたいテーマを検索して出てきたブログをお気に入りに登録するか?というと、その頻度は極めて少ないと思う。
じゃあ、どんな記事が良いか?というと、例えばランキングサイトのトップ3に入っていれば、多くの人の目に入りやすくなり、8番以内くらい(大体、1画面に収まる程度の順位なのでサイトによって異なる)を目指したい。
そうなると、どういう記事が良いかというと、コメントが書きたくなるような記事が良いと思っている。コメントを検索したサイトに書き込んだときに、その返事を期待することが多いためにリピーターになる。これは相互リンクのサイトを作るのでも同じかな。同好の士を募るやり方は、古今東西、どんなシーンでも有効なのだ。
そんな訳で、新規とリピーターの違いは大体理解頂けただろうか?ブログへのアクセス数を増やしたいのであれば、その辺りを意識して分析し、対策を考えていく事をオススメしたい。


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