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ブログ引っ越し後、アクセスが回復しなかった理由

SEO・アクセス解析

― 問題は「移転」ではなく「構造劣化」だった。

既に紹介していることではあるが、このブログ、トラブルによってデータが消えてしまって、ほぼゼロから再構築することになった。

当然ながら気になるのは「アクセスは回復するのか?」という点だが、結論から言うと――

現時点では回復していない。

このブログの引っ越しは2回。

1度目の引っ越しは2020年2月で、この時も分析記事を出しているが、その話は内容を構成し直してこの記事の中に盛り込んでいくこととする。

2回目の引っ越しは、2025年2月。

この2回から体験したことの失敗談について、この記事で詳らかにしていきたい。

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引っ越しでアクセスが落ちるのは当然

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ドメインは信用

まず前提として、ブログの引っ越しによってアドレス(URL)が変わると、これまでの評価はほぼリセットされる。新しいドメインは、検索エンジンから見れば「実績ゼロの新規サイト」だ。

無料ブログサービスを使っている場合は特にそうで、

  • 旧URL → 新URLへ評価が引き継がれない
  • 外部リンクの信用がすべてリセットされる → 検索順位はほぼリセット
  • 検索エンジン上では「新規サイト扱い」になる

つまり、新しいアドレス(=ドメイン)には「信用」がないのだ。これは「引っ越し」について回る話であり、避けられない。

この辺の事情はこちらの記事にもうちょっと詳しく書いている。

記事の移植は意味があるのか

記事の数は欲しい

ブログを1から始めると、記事が1本もない状態からスタートとなる。その状態だと、SEO的にも問題があるので、お手軽に過去の記事を引っ越しさせてくることも視野に入れたい。

サーバーのサービスとして、引っ越しプログラムも用意されている。実際、このブログで使っているサーバーにもそうしたサービスが用意されている。

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ただ、それをやった結果についても、しっかり考えておかねばならない。「引っ越しをやったらそれで終わり」だと、痛い目に遭うよ。

このブログでは、以下の2回の引っ越しを行っている。いずれもドメイン変更を伴うものだ。

  • 1回目:2020年1月 無料ブログ → 有料サーバー+サブドメイン
  • 2回目:2025年2月 サーバー移転 → 独自ドメイン

と、引っ越しをしている。

検索して貰うと分かるが、設定ミスで全データロストした2020年の話で、その時点でアクセスが割とあった記事についてサルベージに成功して数件を復活させている。恐らくは15件くらいは記事として復活できたのだと思う。

サルベージの功罪

実際にサルベージした記事のその後を見てみると、明確な傾向があった。

  1. https://www.konna-mono.fun/hand-blender01/ 
     → 当時、一番トップPVの記事。今は忘れられている(リライトは2回)
  2. https://www.konna-mono.fun/keefir-001/
     → 当時、二番目にアクセスがあった記事。今は5位(リライトは3回)
  3. https://www.konna-mono.fun/eheim01/ 
     → 当時、三番目のアクセスがあった記事。今はトップ(リライトは5回)
  4. https://www.konna-mono.fun/scraper01/
     → 当時、書いたばかりでそれなりにアクセスがあった記事。今は忘れ去られている。
  5. https://www.konna-mono.fun/speaker01/
     → 当時、そこそこアクセスがあって勢いがあった記事。今は忘れ去られている。

これは2025年の移転の時点では、そのまま受け継がれたのだが、傾向はそこからも大きくは変わってはいない。

つまり何が言いたいかというと、記事には賞味期限があって、放置すると腐敗してゴミになる。また、賞味期限は記事によって随分違うということである。

記事数が多い=強いではなかった

多くのサイトで、ブログを始めるときには先ず記事を30本くらい書こう、100本くらいでサイトの信用が上がるよというような解説をしている。

そのことは間違いではないのだけれど、「数が多いから偉い」ということではなかったのだ。以前は「記事数が増えればアクセスも伸びる」と考えていたが、これは完全に間違いである。

新たなブログにとって、引っ越しした記事は「ゴミ」になってしまう可能性すらある。

いや、ハッキリ書こう。適切に手入れされていない記事は、引っ越しによって「資産」ではなく「負債」になる。いや、負債になっていたんだよね、実際に。

引っ越しで“本来の実力”が露呈

構造の弱さ

いつまでも強いわけじゃない

引っ越しによってSEO評価がリセットされた結果、

  • 強い記事は残らない → 過去に評価されていた記事はリセットされる
  • 弱い構造だけが残る → 一方で、サイトの構造的な欠点はそのまま引き継がれる

という状態になった。

そもそも「強い記事」というのは、PVが多い記事ではなく、PVを現在進行形で稼いでくれる記事である。そして、その記事には賞味期限がある。

そのことは、1回目の引っ越しとサルベージ記事の話で如実に表れている。

現在、一番累積PV数の多い「エーハイムの記事」は、アクアリウムを少し本格的に始めたいと思った時に、一度は手に取るだろう外部フィルターのエーハイムを使い始めると、誰もが経験するトラブル系の話である。

そういう意味では、家事を助けるアイテムの「ハンドブレンダーの記事」も良さそうなものなのだが、そうはならなかった。実は、ハンドブレンダーは定期的に新しい商品が出がちで、直ぐに情報が劣化してしまう。それと、育児を始めたときに離乳食用に導入したという内容でバズったのに、リライトをするうちに育児が終わって、料理メインの内容に移行したのが失敗だった。リライトによって検索意図から外れ、結果として評価を落とした。

つまり、「記事の賞味期限」を理解できていなかった結果、たってことだね。

なお、リライトの詳しい方法論に関してはこちらを読んで欲しい。

1回目の引っ越しでアクセスが伸びずに悩みつつ記事を増やし、2回目の引っ越しでも「記事の賞味期限」の話を引き摺って、結局あまり伸びなかった。つまり、「強みは消え、弱点だけが残る」という状態になったんだ。

弱い構造

では、「弱い構造」とはなんなのか。それは、記事単体ではなく、サイト全体として評価を下げてしまう状態のことを指す。

リライトの方法論としては、上のリンク先に書いた通りで丁寧に解説したつもりだけれど、これで「伸びない」理由はまた別にある。

それは、ブログの書き方にある。

最初に書いたように「記事が多ければ強い」訳ではなく、増やしても強みどころか負債を増やすことになりかねないという話で、それは構造的な欠陥が影響している。

何かというと、このブログでは思いついたことを散発的に書き綴って、アフィリエイトリンクを貼るという形で紹介している。

2度目の引っ越しの時には450記事くらい。今年1月の段階で更に増やして500記事くらいにの達していた。良くも書いたものである。

PV増加的には、新しい記事を定期的に提供しないと伸びにくいし、SEOにも悪影響がある。ただ、書けばPVを稼げるのかといえば、陳腐化しやすい記事を書くと、検索エンジンから見ると「ゴミの多いサイト」ということになる。

そして、記事を書くのに推奨される「カテゴリー分類」と「タグ分類」で、カテゴリーを充実させ、分かりやすいタグを2~3つけるというのが原則なのだが、500も記事があるとタグも増えてしまう。

このサイトの場合、整理する直前でタグの数は720ほどもあった。

こういった構造は、検索エンジンには評価されるどころか、評価を下げる結果になりかねない。

  • タグが増えすぎる
    → 内部リンクが分散する
    → クロール効率が落ちる
    → 評価が分散する

タグは適切に管理されていない場合、評価に寄与せず、むしろ構造を複雑化させる要因になる。

実際に起きたこと

2回目の引っ越しの際には、こうした「弱い構造を引き継いで引っ越し」がなされた。その結果どうなるかというと、過去に評価されていた記事の評価もされず、結果的に検索流入が殆どない状態に。

  • PVが伸びない
  • 検索流入がほぼない
  • サイトマップの処理も進まない

まさに三重苦である。

分析して分かったことではあるが、これらは全て、引っ越しではなく構造的な問題が原因で発生していた。

現在やっている対策

こうした状況を受けて、現在は以下の整理を進めている。

  • タグの大幅削減(720 → 80へ)
  • カテゴリーの再設計(カテゴリーを減らして、狙いを絞る)
  • リンク切れ記事の修正または削除(賞味期限切れの記事の削除)
  • 記事のリライト

要するに、

サイト全体の構造を作り直している状態

である。

今後の方針

アクセスを回復させるためには、

  • 新規記事を増やすだけでは不十分
  • 既存記事の価値を再構築する必要がある

と考えている。

その具体的な施策の一つが「リライト」であり「再構築」である。短期的にはちょっとだけ成果も見られるが、長期的にどうかということも含めて、また分かったら報告したい。

サイトの再構築を手がけ始めた1月からの傾向がこんな感じ。

今回の結論はシンプルだ。

ブログは引っ越しで壊れるのではなく、壊れていた構造が露呈する、そういうことだ。

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