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格安グラフィックボードGT710の実力は?

PC関連製品

さてさて、自作PC絡みの記事はそこそこ読んで貰えていて、感謝しきりである。この場をお借りしてお礼を申し上げたい。

で、本日は何のネタかというと、コイツ。

GT710
MSI GeForce GT710 GDDR3 2GB

これの需要が何処にあるのかは分からないんだけど、あまりコイツに関する情報を見かけなかったので、折角なら体験したことを中心に書き留めておきたい。誰かの役に立つかも?

関係する記事のリンクも貼っておく。

というわけで、感想多目で書いていく。

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グラフィックボードって必要なの?

性能は限定的

グラフィックボードの性能は、色々なサイトで紹介されている。僕が参考にしたのはこちら。

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グラフィックボードの性能は、基本的にはスコアで比較される。が、各メーカーの傾向は同じだが数値は全然違うので、色々見比べながら検討すると良い。

例えば、ドスパラさんのサイトを引用すると……。

最新のグラフィックボードと比較するとこの悲しさよ。まあ、価格差も10倍じゃ効かないんだけれどもね。ええと、ゲスな話ではあるが折角なので比較しておこう。

片や50万円で、片や4千円なのだから、え?100倍以上値段が違うんだけれども。うんまあ、それだけ違うんですよ。

そう、同じ「グラフィックボード」というカテゴリーで分類するには申し訳ないほどの差はあるんだよ正直ね。

そもそも何に使うの?グラフィックボードって

んでまず、グラフィックボードは何をするモノなのか?という話を説明していく。

グラフィックボードとは

「グラフィックボード」は画面の描画を行う専用の装置で、3D表示などでは高性能なグラフィックボードが必要です。
「ビデオメモリ」は「VRAM」とも呼ばれ、画面に描画するためのデータを一時的に記憶できる容量です。
容量が大きいほど一度に処理できるデータ量が増え、ゲームをプレイするときの描画がスムーズになります。

ドスパラのサイトより

販売店のサイトではこんな説明がなされているんだけれども、「画面の描画を行う専用の装置」ってあるけど、これがなくても画面の表示は可能な場合があるんだよね。

基本的にPCが画像出力する為には、CPUからの指令によって行われる。で、画像を作るのがオンボード、つまりマザーボードからの出力でも行える場合と、CPUが画像出力に対応していなくってグラフィックボード必須の場合がある。

僕の買ったCPUは後者で、グラフィックボード必須だったので、慌てて購入したという情けない話ではあったんだけど、必要ない場合もあるのでしっかり調べておこうね。

で、その画像出力のための最低限の機能を提供してくれるのが、GT710というグラフィックボードってわけだ。これより安いボードは殆ど見かけないので、これが最低限という表現で良いと思うんだけど、実際にはまだ性能の低いものもあるみたいだね。

Youtubeを動かすくらいなら問題ない?

基本的に、我が家でグラフィックボードを用意した理由は、そもそもCPUにその機能がなかったことと、2560 × 1440 (WQHD)の解像度で出力するというそれだけの理由である。GT710を使えばその解像度で出力できるようになるのだから、それだけでも価値はあるよね。

で、家で使っているのはウェブブラウザを表示して、時々Youtubeを動かす程度なので、GT710で十分なのかなと思っている。いや、思ってはいたんだけど……。

GPUのメモリ使用率を見るとyoutube再生時に50%を超えることがあって、やや快適とは言えない環境ではある。そういえば、CPUもそこそこ頑張っているな……。

ビデオメモリは2GBしかないので、アップアップで動かしている感じかも?なお、今のところ不都合が出るほどの事態には陥っていないので、トラブルが観測されればまた書いていきたい。一度だけフリーズっぽい感じになったことがあるけど、あれは多分違うんだよね。

「ゲームに使わなければ」と表現されるが、実際はゲームに使わなくとも動作速度にやや不安が残るクラスがこのクラスのグラフィックボードの事情なのだ。

ゲームをやらない前提で余裕のあるスペックは

では、最低限のグラフィックボードとはどの程度が良いのか?というと、恐らくはこのクラス。

このクラスであればゲームをやる前提でもグラフィックボードを搭載しているという恩恵が受けられるだろう。

視覚的に分かり易いので、こちらも貼り付けておこう。

性能的にはプレステ5相当であるRTX4060よりも1段落ちる感じの性能なので、「なんとかゲームを動かす」程度の性能という理解で良いだろう。尤も、ゲームによって要求されるスペックが異なるので、本当に感覚的な話になるんだけど。

ただ、「ゲームは絶対やらない」ということであれば、もう少し性能を落とすことも考えられる。

メーカーによっても性能が異なるので、それぞれ直接ベンチマークを動かして性能を確かめたいところではあるんだけど、基本的には以下のような感じの性能差になる。

価格と性能のバランスが良いのがRTX3050ってことになりそうなんだけど、価格をどうしても抑えたいのであればRX6400あたりでもアリだろう。それでも2万円クラスなので悩ましい。

GT710は使えるの?

というわけで、4,000円台で購入できるGT710がどんな位置づけのグラフィックボードかがわかって頂けるとは思うんだけど、じゃあ実際使えるのか?というと、やや不満は出るが軽作業なら使えるという印象ではある。

3万円以下のビデオカードでゲームを遊ぶことができるか?GPU 11種類×ゲーム10本で実力を検証する 【新装第3回】端境期の今だからこそ見きわめたい格安カードとの付き合い方 text by “KTU”加藤 勝明
PCゲームのフレームレートをもっとも左右する要素と言えばビデオカードだ。より高性能なGPUを搭載したビデオカードを使えば...

こちらの記事は2024年7月のもので、「ローエンドのグラフィックボード」を特集したモノである。が、ゲームをやる前提で検証していて、残念ながらGT710は含まれない。つまり、ゲームが出来るグラフィックボードではないという認定なのである。

じゃあ、GT710は何に使うの?というと、動画を見る程度の軽作業向けかな。正直、現環境だとCPUも足を引っ張っているので、GT710の性能を十全に出しているかといわれると少し不安はあるんだけど。それでも、ビデオメモリが2GBというのは動画再生でもやや辛いことはあるかも。動作検証目的ならともかく、動画再生でも足を引っ張りかねない状況だったことはお伝えしておきたい。

そういう位置づけのグラフィックボードだという認識で、手を出されるのが良いと思う。僕は、というと、機会を見てもうチョット性能の良いのに手を出したいと考えている。

尤も、古いPCを所有する人が表示機能を強化したいとか、動画再生だけするPCを用意したいとか、表示用画面を用意したいとか、そういう需要はありそうだ。

追記

そうそう、忘れていたがCPUの交換をやった。

テスト用に購入したRyzen5 3600を使って起動できるようになったのだが、本来使いたかったのはRyzen5 5600である。正直、Ryzen5 3600Ryzen5 5600では価格差が倍半分という感じなんだけど、そこまで性能差があるとは思っていなかった。

だから、「使えれば良いか」とか思ってRyzen5 3600のまま使い続けていたのだが……。

ベンチマークスコアの差は、こんな感じ。

視覚的にはあんまかわらんね。コア数も似た感じだし。

ただ、実際に取り付けて動かしてみると、意外に差がある。

同じ作業をしても、CPUの負荷率もGPUの負荷率も低めである。メモリ使用量はほぼ同じなのだが、GPUの負荷が下がったのはちょっと意外だった。

CPUの性能がグラボの足を引っ張るパターンを実感できるとは思っていなかったので、意外であった。作業をしていて、若干引っかかりを覚えることがあって、何が影響しているのか?と思っていたが、案外この辺りが影響していたかもしれない。

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